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  • 靖 伊藤

AHPコンピテンシーコラム第12話


今回はそのうち『自己管理のスキル』と『確認のスキル』についてお話します。

『自己管理のスキル』の対象は、『頭』、『心』、『体』の3つです。

『頭』の管理は、色々なことを雑然と話すのではなく、きちんと分類をして、且つ、因果関係などを整理して話すために、整理をしておくことです。

『心』の管理は感情の整理です。人は感情の動物です。理屈では分かっていても、感情がそれを阻害することがあります。例えば、家庭でのトラブルを抱えて会社で仕事をしていると、よく似た状況になると、家庭でのトラブルを想像して、理屈とは異なる言動に及ぶことがあります。別の仕事でいらいらしているときに別のトラブルが持ち込まれると、前の仕事と交錯してしまい、理性では考えられないようなことをしてしまうこともあります。これらを避けるために、そのまま、移行せずに、一旦、一呼吸を置くことが必要です。私はそのため「15分ルール」を設定しています。仕事をしているときに、何か、相談を持ちかけられると、「15分待って」とお願いし、その間に、今の仕事の目途をつけ、トイレに行ったり、深呼吸をしたりしてから、その相談に乗るというルールです。これにより、以前に比べ少しは『心』の管理が出来るようになったと感じています。

『体』の管理には、『体調』の管理と、『体勢』の管理があります。

『体調』は『心』にも大きな影響を与えます。出来る限り、体調が崩れないようにすると共に、体調が優れないときは、難しい相談は避けるなどが必要です。一方、私は『体勢』の管理をかなり重視しています。腕組みや足組み、そしてあごを突き出すなどの体勢を取ると、相手に取って、潜在的に抵抗を表していることになり、相手の話そうとする意思をくじくことになるからです。腕組みは『潜在的な抵抗ポーズ』と言われています。この話をすると、「私が腕を組むのは深く考えているだけで、相手の意見に対して、反対しているわけではない」という方がいます。が、いくら自分がそう考えていても、相手にそう捉えられては、元も子もありません。腕組みが『潜在的な抵抗のポーズ』と言われるのは、自分では抵抗の意思を持っていないと考えていることです。皆さんは考えるときには心のなかで人に邪魔されたくないと考えるでしょう。これが『潜在的』な意識で、その意識が知らず知らずに腕組みをさせてしまうのです。そして、相手が話そうとすることを妨げてしまうことがあることを十分意識すること必要があります。コミュニケーションは相手がどのように考えるかを考えながら行うことが重要なのです(ともいう私もなかなか脱却できずにいました。今も油断をすると、ついうっかりということがあります)

最後に、『時間』の管理ですが、やはり話をするときは、時間を決めて話すことが重要です。如何に有用な話でも、いつまで続くか分からないと、その効用は段々薄れてきます。どれくらいの間、話をするかを最初に明示したうえで、延長する際もどれくらい延長するかを明示することが重要です。

『確認のスキル』は、相手の過去、現在、将来の確認を行うことです。

その際に、相手の現在の行動を支えている過去の歴史や言動を詳細に捉え、それに基づき、現在どのように考えて何をどのようにしているかを捉えることが肝要です。そして、過去、現在にとどまらず、将来、相手が何を考え、何をどのようにしていこうとしていることを引き出し、それを整理してフィードバックすることが重要です。

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