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AHPコンピテンシーコラム第184話

  • 靖 伊藤
  • 4月10日
  • 読了時間: 2分

以前“がっちりマンデー”で、ある装置を使ったラーメン店が取り上げられていました。

通常ラーメン店では、出汁を取る雨に、多くの食材を長時間鍋で煮込みますが、このラーメン店では、珈琲のサイホンを使用して、お客様の目の前でだしを取るとのことです。

このお客様の目の前で出汁を取る風景が評判を呼び、来客数も一般の実と比べでもかなり多い上、食材が一般と比べて少ないことと出汁を取るために掛ける人件費があまりかからない為、経費節減にもなり、利益に貢献しているとのことです。

さて、ここで、この仕組みを考え出した店主のコンピテンシーを考えてみたいと思います。

最も印象に残るコンピテンシーは、今回も「既存の方法にとらわれず、全く新しい方法を考案し実行したり、既存の方法でもやり方に改良を加えながら臨機応変に対応する能力」である『柔軟性』のコンピテンシーであり、「状況に応じて、従前の全社の方針や戦略をも根本から考え直し修正するくらいの柔軟な発想を展開し、可及的速やかに行動に移している」レベルが発揮されていると考えます。

企業の発展を推進するためには、今までの考え方ややり方を根本から考え直すことも必要とされます。その際に、大きな障害となるのが、「そんなやり方は今まで誰もやったことがない」という今迄と違った考えを否定してしまうことです。当たり前の話ではありますが、今までやったことがないからこそ、それを試みるという挑戦する気持ちが大切である事を改めて感じた次第です。

 
 
 

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