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  • 靖 伊藤

AHPコンピテンシーコラム第5話


今回はリーダーシップについてお話します。

達成思考力は、「部下に対して、自分が管理する組織全体の方針や戦略、ビジョンを明確に示し、リーダーとして認められることによりメンバーを目標達成に向け動機づけ動かす能力」です。

リーダーシップのレベルは、次のようになります。

レベル1

部下に組織の方針を伝える際は、部下全体には情報が伝達されておらず、上から言われたことをそのまま伝えている。

レベル2

部下全員に組織の方針を伝える際は、理由や背景なども説明している。しかし、伝達する内容に自分の考えを入れたり、部下を方針に沿ってまとめて動かしたりはしてはいない。

レベル3

会社の方針を部下に伝達する際は、自分の方針を加味して部下全員に伝達し、全ての部下を公平に処遇している。

レベル4

自ら組織全体の方針を考えて打ち出し、部下に対して出来る限りの支援や動機付けを自ら行ない部下全体から信頼され、方針に沿って組織を導いている。

レベル5

非常に高いカリスマ性を持ち、全社員がその方針やビジョンに神髄させて組織を導いている。

例えば、部門会で会社の方針が発表されたときに、部門会に出席したマネージャーがそれを自分の部署に持ち帰ってメンバーに浸透を図る行為に、レベルの差を見ることが出来ます。

持ち帰った資料を居合わせたメンバーだけに配布し、「読んでおくように」という指示を出し、メンバーから内容について質問に対しては、「会社の方針だから」或いは「部長が言っているから」という説明しかできないとしたとしたら、そのマネージャーのレベルは1と判断せざるを得ません。しかし、これはよくある風景です。

一方、すぐにメンバー全員を集めて、会社の資料を配布し、会社の方針とゴールを自分の考え方を加えて明確に説明し、メンバーからの質問に対しては、自分を主語にした表現で説明し、納得させているマネージャーはレベル3ということが出来るでしょう。

それに加えて、これらの会社の方針の具現化に向けて、メンバーの状況を常に観察し、相談を受けたときは、きちんと対応し、いざというときは自ら出馬することによって、メンバーが成果を上げることが出来るように支援しているマネージャーはレベル4ということが出来るでしょう。

色々なところで講演やセミナー、コンサルタンティングを行っていて、この話をすると、管理職にはやはりレベル4を求めたいという経営者の言葉を耳にしますが、これは当然とことと思います。

次回は対人影響力についてお話しします。

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