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  • 靖 伊藤

AHPコンピテンシーコラム第94話

日常で気がついたコンピテンシー。 心の思いつくままに、書き続けていると、話が色々なところに行ってしまいますが、これからは今までお話してきた自分のコンピテンシーを意識する為に有効な方法として、『振り返り』について、お話してみたいと思います。

私は研修を行う際に、必ず『振り返り』の時間を取ります。研修において、重要なのは研修で学んだ事を自分の中に取り入れ、これからの業務等において行動や思考に反映していくことです。ここで重要になってくるのは、「3つのきく」という『傾聴』でお話した事です。「聞く」だけでは、聞いた事を自分の行動に活かす事は出来ないでしょう。「訊く」事によって、受動から能動に変わり、「聴く」ことで、自分の行動や思考に反映させる一歩が踏み出せます。研修の単元毎の『振り返り』は踏み出した一歩で考えた事を、グループ内で発表し、それを全体に発表するものです。『振り返り』に慣れていない人は、最初は、その単元で気になった(或いは興味を持った)キーワードを発表して頂くことから始まります。そして、徐々にそれを具体的に自分の行動ではどのようにしてきたのかを話して頂きます。これを1日の間に何度も自分で発表したり、他人の話を聴いたりすることで少しずつこれまで自分が取ってきた行動のイメージが明確になっていき、研修の最後には、今後どのようにして行きたいのかという事を具体的に話す事が出来るようになります。

但し、これは研修を行ったときに行いますので、人によってはこの習慣がそのまま業務に活かされる人もいますが、そうでない人もいます。これを日常から行う事が出来るのが、『日報』の作成です。『日報』というと、他人に対して報告する為だけのものと考えている人が多いようですが、私は常に『時間日報』を付けています。私は基本的に一人で仕事をしていますので、誰に対しても報告義務はありません。この『日報』は自分の『振り返り』のために作成しているのです。

次回は、この『日報』作成の要諦と、それを活用したマネジメント(Management by Dairy Report)についてお話します。

 

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