ニューコラム散歩道
ニューコラム 散歩道⑬
芦屋方面への散歩のコースは①から⑫でお話ししたほかにもいくつかありますが、それはまた別の機会にして、これからは西方面への散歩道を紹介していきます。
起点はやはりJR田辺村踏切ですが、ここから鷺宮神社までは同じですので、鷺宮神社の北側から始めたいと思います。
『散歩道』③でお話ししましたように、鷺宮神社の北出口を出ると、東西に走る道と北に上る道があります。今回はまず東に向かい、西光寺前のパーキングのところに行き、西光寺を右手に見ながら坂を上ります。
この坂を少し上ると、谷商店があります。私が子供の頃は酒屋さんだったと記憶していますが、今はクリーニングの取次など多角的になっています。
谷商店の東の道を上っていくと、保久良神社に着きます。
保久良神社は保久良さんの愛称で呼ばれていますが、山の名前は正式には金鳥山です
保久良神社は、社格は式内社で旧社格は村社、須佐之男命(すさのうのみこと)、大国主命(大国主命)、大歳御祖命(おおとしみおやのみこと)、椎根津彦命(しいねつひこのみこと)が祀られています。
これは2020年の正月の保久良神社の写真です。日の出前でも多くの人が参拝に来ていました。
これは2021年の正月の保久良神社の鳥居の写真です。時刻は10時頃です。
保久良神社の鳥居から本殿までの参道の右には十二支の石の置物が置かれています。
コラム『散歩道』⑭
元に戻って、谷商店の斜向かいには、お地蔵様が祀られています。
この右の道を西に進むと三差路に着きます。
この三差路の電信柱の下はゴミ置き場になっていますが、この日はカラス除けのCDがぶら下げられていました。
この左手の道を西に行くと山麓リボンの道につながります。
今回はこの道を下らず、右の道に進みます。右の道を私は“本山北町6丁目最北の道”と呼んでいます。
この道を少し歩くと、左側に急な坂道があります。
これは坂の入口です。今は工事のため、一方がトタン板に覆われています。
この道は散歩を始めた2年前は階段でしたが、造成が進んでいくうちに坂道に変わりました。
“本山北町6丁目最北の道”は私が散歩を始めた頃は特にこの辺りは人通りが少なく、犬の糞がたくさん転がっている道でしたが、造成が進み、人の目も多くなったせいか、最近は殆ど犬の糞が見当たらなくなりました。
この道をさらに進むと、右手(山側)に岡本契約協会があります。
さらに進むと、阪急岡本駅に向かう坂に辿り着きます。
この坂道を上ると、天井川公園に着きます。
ここにも「イノシシ注意 餌付け禁止」の看板があります。
最近はあまり見かけなくなりましたが、以前はイノシシが天井川の水のないところを下って、阪急電鉄やJRを越えて国道2号線まだ下ってきているのを見かけたことがあります。
20数年前に神戸に引っ越してきたときは、家の前が空き地になって草がぼうぼう生えており、そこにイノシシがいるのを見つけて通行人の人に注を呼びかけたこともありました。
天井川公園の西側に流れているのが天井川で禊橋(みそぎばし)が架かっています。
禊橋を渡った右側に岡本八幡神社があります。
岡本八幡神社は、応神天皇と神功皇后が祀られていて、例祭日は9月15日とのことです。
岡本八幡神社の西側に坂があります。写真ではわかりにくいですが、かなり急な坂です。
これは禊橋から見た天井川です。
これは禊橋から見た神戸の街です。
これから天井川に沿って南に少し下っていきます。
ニューコラム 散歩道⑯
岡本9丁目の交差点からさらに西に進むと、右側に甲南大学西校舎が見えてきます。
甲南大学西校舎の南向かいに日本バプテスト同盟西岡本キリスト教会があります。
更に西に進むと左側に大林組甲南大学法科工事事務所のグラウンドがあり、その先に住吉川にかかる新落合橋があります。
新落合橋は昭和48年(1973年)に竣工された橋で、この橋を渡ると、住所が住吉山手に変わります。
これは新落合橋から見た住吉川の上流です。
これは新落合橋から見た住吉川と神戸の街です。
ここから新落合橋の東側を下っていきます。
川に沿って下っていくと、阪急電鉄の住吉川鉄橋が見えてきます。
この道の左側(東側)に神戸市水道局東灘低層配水場があります。
そのグラウンドは本山親子遊園となっています。
配水場の前に観音橋があります。
観音橋は昭和37年(1962年)11月に竣工されたものです。
そこからさらに進むと住吉川鉄橋の架道橋に着きます。
ニューコラム 散歩道⑮
天井川に沿って坂を下っていくと、右に曲がる道があります。
この道を右折すると、右手に岡本公園が見えてきます。
岡本公園は岡本梅林公園とも言われ、3月は梅の花が満開になります。
岡本公園の前に南に下る道があります。その先は階段になっています。
これは階段を下から見たものです
岡本公園を過ぎてさらに西に進むと道が狭くなり、自動車では通れないほどの幅になります。
この道をさらに進むと、右手に階段が見えてきます。
この道は岡本八幡神社から北に上る坂に繋がっています。
ここを過ぎると岡本エクセルというマンションの前に出ます。
その先に上瀬谷橋があります。
上瀬谷橋は背谷川に架かる橋です。
上瀬谷橋から少し下に下瀬谷橋があります。
上瀬谷橋を渡って暫く歩くと四差路に辿り着きます
この道を左折して進むと、阪急岡本駅に着きます。
この道を右折すると、急な上り坂です。この道を上っていくと、素戔嗚尊神社に着きます。
真ん中の道を進むとなだらかな坂となり、天井川の榮橋と住吉川の新落合橋を結ぶ大きな道に辿り着きます。
この広い道のすぐ左側に岡本7丁目の交差点があります。
この交差点を渡ったところに花壇があります。
周辺の人が手入れをしているようで、季節によって色々な花が楽しめます。
交差点を渡って右(西)に進むと、南に下がる坂があります。そこを通り過ぎて更に西に進むと、甲南大学が見えてきます
甲南大学の東の坂を下ると、右(西)側に甲南大学の東門が、左(東)側に岡本公会堂と長子公園があります。
甲南大学の北東の角から北に向かう坂があり、その坂に沿って南北に小さな川が流れており、東西の道に下高井橋が架かっています。
この川に沿って坂を上がると素戔嗚尊神社があります。
この神社の本殿までは急な階段が続きます。
約270段の階段を登ると正門に着きます。
素戔嗚尊神社は山の名は「天王山」といい、鎌倉時代の初期に、疫病退散・村造り・植林・怪物退治の神を祀ったものではないかとされており、
主祭神は素盞嗚尊(スサノオノミコト)、配祀神は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉册尊(イザナミノミコト)、大山咋神(オオヤマクイノカミ)です。
正門の奥には5つの祠があります。
下りの階段から神戸の街を見ることが出来ますが、かなり高い位置にあることが分かります。
素戔嗚尊神社への坂を上らずに甲南大学の北側のなだらかな坂を西に進むと、北側に打越山が見えてきます。
坂を下らずに甲南大学の北側のなだらかな坂を進むと、北側に打越山が見えてきます。
この道をさらに西に進むと岡本9丁目の交差点に辿り着きます。
岡本9丁目の交差点は五差路になっていて、最も手前の道を南に下ると、西岡本4丁目の交差点に、2つ目の道を下ると、この道は少し南西に走っているので、住吉川と阪急電鉄の交差する鉄橋に辿り着きます。
尚、右に見えるのも甲南大学の校舎です
今回は西行きの道を進みます。
ニューコラム 散歩道⑰
阪急電鉄の住吉川鉄橋からは4つのルートがあります。
1つ目は阪急の架道橋をくぐらずに左折し、西岡本4丁目の交差点に向かうルートです。
2つ目のルートは架道橋をくぐったところを左折し阪急電鉄の南を100mほど歩いて野寄宮ノ前架道橋をくぐって阪急電鉄の北側の道を東に向かうルートです。
3つ目のルートは、野寄宮ノ前架道橋をくぐらずに南下し、野寄公園のところで左折し東に向かうルートです。
これが野寄公園です。
そして4つ目が架道橋をくぐり、住吉川に沿って南下するルートで、今回はこのルートをたどります。
住吉川に沿って細い舗道を下ると、左手に阪神水道企業団があります。
阪神水道企業団は山手幹線にも面していて、住吉川と山手幹線が交差するところが水道橋の交差点で、水道橋があります。
水道橋は昭和55年(1970年)12月に架けられたものです。
水道橋交差点の横断歩道を渡って左折し山手幹線を歩いて帰る時にもありますが、今回はそのまま南下します。
水道橋交差点の横断歩道を渡ってすぐの左手に住吉川東緑地があります。
これは住吉川の東側の舗道です。
住吉川の東西の歩道には多くの松の木が植えられています。
この道をどんどん南下すると、久原橋に着きます。久原橋を渡り、西に向かうとJR住吉駅の北側に着きます。
久原橋には久原横断歩道と名付けられた小さな人間専用の橋が併設されています。
因みに久原橋が架けられたのは、昭和41年(1966年)11月です。
更に南下すると左(東)に下る坂があり、この道を通ることもあります。
今回は左折せずに直進すると、JRと住吉川が交差する野寄橋に到着します。
住吉川はJR神戸線の上を流れている天井川です。
これは野寄橋から見たJR神戸線です。
野寄橋から暫く南下すると国道2号線の住吉橋に辿り着きます。
この交差点の西側に東灘区役所があるので、この交差点の名称は東灘区役所前交差点です。
ニューコラム 散歩道⑱
東灘区役所前交差点を渡らずに左折したところに神戸市水道局東部センターがあります。
住吉川沿いには、水道関係の施設が集まっています。
東部センターの隣には、生活文化センターコープカルチャーがあり、国道を隔てた向かいには灘中学校・高等学校が見えます。
木の合間に見える建物が灘中学校・高等学校の校舎です
その並びに、とんこつラーメンのしぇからしかがあります。
しぇからしかはビルの2回にあり、1階の横にはトンネルがありますが、そのトンネルに近づくと豚骨スープの臭いが充満しています。
ここから国道2号線を東に900歩ほど歩くと、田中の交差点に辿り着きます。
田中の交差点を通り過ぎて、150歩ほどで三王神社の山車庫に到着します。
その横に三王神社があります。
これは三王神社の本殿で、その左隣には稲荷社があり、春にはその間の桜が満開になります。
三王神社は1995年1月17日の阪神大震災で全壊し、再建されました。
三王神社を過ぎて兵庫県公務員公舎前を150歩ほど歩くと、天井川の天井川橋に着きます。
天井川橋は昭和35年(1960年)3月にかけられたものです。
ニューコラム 散歩道⑲
天井川橋の手前を左折し、北上します。この道は途中から歩行者専用道路になっています。
先に見える橋が久保田橋です。
久保田橋は昭和33年(1958年)2月にかけられたものです。
久保田橋の西側には田中公会堂と中之町公園があります。
三王神社のすぐ横の道を北上すると中之町公園の入口に着きます。
コロナ前は夏になると中之町公園で盆踊りが催されていました。
久保田橋からさらに北上すると、中之町橋に着きます。
中之町橋は昭和32年(1957年)3月に架けられたものです。
そこからさらに北上すると、少し広い道に出ます。
そこに架けられているのが米田橋です。
米田橋の北には清水橋と元清水橋があり、その先にJRの架道橋があります。
この架道橋は見てお分かりのように、自動車は通行できません。
また、自転車も下りて通行するようになっていますが、乗ったまま通行する自転車も多々見かけられます。
この架道橋を潜らず、右折して東に向かうとJR摂津本山駅に到着します。
JR摂津本山駅を通り過ぎて更に300ほど歩くと起点の田辺村踏切に戻ります。